居場所を必要としているすべての子どもたちに「いつでもおいで。」と声をかけてあげることができるよう、皆様からのご支援をお待ちしております。
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※この度、公益財団法人お金をまわそう基金様を通してのクラウドファンディングが目標額に到達いたしました。ご支援いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
東京都八王子市にある私立幼稚園「なかの幼稚園」。「日本一幸せな幼児期」を合言葉に、50年以上に渡って子どもの個性と主体性を尊重する、すぐれた幼児教育を実践し、高い評価を得ています。「ならはらの森 なかの学舎」は、その前園長である髙橋惠子を代表とする同園の保護者・関係者の有志によって運営されています。
内田 稔
副理事長。小学校教員専修免許。元公立小学校教諭。21世紀ティーチャーズ・プログラム1期生。ニックネームは〝うっちー″。モットーは「信じて待つ」。好きな映画は「インターステラー」。
後藤 妙子
副理事長。高校・中学校教員免許、特別支援学校教諭免許。元児童福祉施設職員。ニックネームは〝ごっちゃん″。モットーは「ゆいまーる」。好きなことは「砂浜でボーっと波の音を聞く」。
松尾 良子
幼稚園教諭・小学校教員免許。元公立小学校教諭、元学童保育所職員。ニックネームは〝まっちゃん″。モットーは「克己」。好きな作品は「藤城誠治さんの影絵」。
横手 俊哉
不登校・引きこもりを経験。現在、幼稚園教諭免許取得中。ニックネームは〝しゅんくん″。モットーは「継続は力なり」。好きなことは「コンプレックス折り紙」。
1.子どもの権利を守ること
2.生活や経験を通して学ぶこと
3.人・自然・社会とつながること
窓から注ぐポカポカの陽を浴びて、ゴロン。気持ちよさそう。
なかの学舎では、一日どうやって過ごすかは、自分で決めるのが基本です。大人からの提案や様々なプログラムもあります。でも参加するかしないかは自分次第。
「時間」は、二度と戻ることのない、かけがえのないもの。それは大人にとっても、子どもにとっても何ら変わりがありません。しっかりと自分の時間を生きる。今この瞬間を味わい尽くす。その積み重ねの先に、本当にその人らしい、充実した人生が待っている。そんな気がするのです。
「遊んでばかりいないで、勉強しなさい!」どこかで聞き覚えのあるフレーズ…。そもそも遊びと学びは、対立するものなのでしょうか。遊びは、無駄な時間、人生の浪費なのでしょうか。
一口に遊びと言っても、体を動かすもの、頭を働かせるもの、コミュニケーションが必要なもの、社会性や思いやりが求められるものなど様々です。それぞれに何らかの刺激があり、感情や思考がつねに動かされます。そこから感じ取ったり、身に付けたりするものは決して少なくありません。遊びを通して学ぶことが大いにある。そう思うのです。
一方、興味を覚えたことについて、誰に言われるでもなく、すすんで知識を得たり、技術を磨いたりすることは、時間を忘れて没頭してしまうほど「楽しい」もの。そう感じたことはありませんか。このとき、その人にとって「学び」と「遊び」との間に何らかの区別はあるのでしょうか。「やりたいからやる」「楽しいからやる」。それはもう「遊び」と言っていいでしょう。
遊びと学びは、わたしたちが思っているほど別々のものではないのかもしれません。むしろ、「遊び学ぶ」「学び遊ぶ」のように、それらが1つになった時、本当の意味で生きた力、生きる力が育まれるのではないか。そう考えています。
なかの学舎では、「作ること」「食べること」を大切にしています。毎日のお昼ご飯は、子どもたちとスタッフが力を合わせて手作りをしています。
お味噌汁作りは、昆布・小魚から丁寧に出汁を取ることから。日本の伝統的な料理の仕方や季節・行事に合わせた料理を伝えつつ、子どもたちの「作りたい!「食べたい!」という熱によって、パン、お寿司、ハンバーガー、ケーキ、スイートポテト。メニューはどんどん広がっていきます。今度は、何に挑戦しようかな♪
「おいしいね!」にこにこする仲間の顔を見て、ますます誇らしく輝く笑顔。生活の中で、経験を通して、自分たちの手で喜びを創り出すことも学んでいくのです。
人との出会いが可能性を広げてくれます。わたしたちの身の回りにはたくさんの素敵な大人がいます。自然、物作り、外国語、音楽、運動、ダンス、郷土の歴史、文化、デザイン、アート…。それぞれの人が情熱を注いできたものについての豊かな知識と経験、そして何よりも愛情をもっています。
そのような愛のある人たちとの出会いを通して、一人一人の子どもたちの興味・関心の幅を広げ、より大きく開かれた世界につなげたい。そんな思いで、講師をお招きし、様々なプログラムも提供しています。「こんなことをやってみたい!」子ども発のプログラムも大歓迎。可能性は無限です。